もう一度だけ、キミに
「うぅ…気持ち悪い」
真っ青な顔でぐったりする私。
そんな私に、友人達は保健室に行くように勧めた。
下校時間なのだから、今から帰れば良いのだが、友人達は私の家が遠い事を知っている。
それも、片道1時間でこの時間帯は一時間半近くバスが無いことも。
電車はあるにはあるが、バスで駅まで行かないと電車に乗れないのだからどうしようもない。
だから、私はバスが来るまでの間、
教室で勉強したり校内散歩等をして時間を潰す。
友人達もバスが来ない等で教室でよく待っていだけど、何せ高3の冬。
進学先や就職先の決まった友人達は、自動車免許証取得の為の車校通いや何やらで忙しい。
かくいう私は、年明けに試験があり、
受験勉強真っ只中なところだ。