child*medicine
そう伝えると、冗談ではないことが分かったみたいで離してくれました
「そんな話、僕が生きてきた中で聞いたことがない」
何やら考え込んでいるご様子
「とにかくその病気が本当だったとして、child*medicineを使うのは間違っている」
「…貴方が探しているものは私が呑んでいる薬なのですか?」
「ああ、」
「間違っているとはどういうことですか?」
魔法使いは黙りこんで、やがて口を開きます
「少し、昔話をしてやる」