child*medicine
「申し訳ないのですが、私には心当たりがありません」
生まれてまもなくこの屋敷に来てそれからずっと外に出たことがない私には魔法とか接点すら見当たらないのです
「は?確かにお前の体から感じるん……チッ、まさか」
魔法使いは舌打ちをして私を見ます
「お前、虹色の変なカプセル呑んだりしてるか?」
「え、はい、呑んでいますよ、毎日」
私が当然のように言うと魔法使いは私の両肩を掴み詰め寄ります