僕と三課と冷徹な天使 ~2015バレンタイン
すると突然、肩に
コオさんの腕の重みがのしかかった。
コオさんの髪の香りが鼻をつく。
久しぶりのこの感じ・・・
「灰田。いつもありがとう」
コオさんは僕にハグをして言った。
「はい・・・」
二度目なので少し余裕があるのか
返事が出来た。
そして、ふと、前回した決心を思い出す。
・・・ハグし返したい・・・
僕もコオさんを、抱きしめたい。
僕はこわばった自分の腕を
コオさんの体の横まで動かした。
端から見ると
ロボットのようなのかもしれない。
でも僕は必死だ。
何とか背中の辺りまで
腕を動かすことが出来た。
このまま、ぎゅっと・・・
手のひらがコオさんの着ている
セーターに触れる。
この服の生地、
こんな触り心地だったんだ、
なんて冷静に思う自分もいる。
コオさんの体に腕をまわしてみると
思った以上に細くて、
簡単に壊れてしまいそう。
そう思ったら、止まらなかった。
僕はコオさんの体を、包み込んだ。
その瞬間、愛おしい、と思う。
こんなに
コオさんが好きだと思ったことは
今までに無い。
コオさんの肩に顔をうずめて
強く抱きしめる。
愛おしい気持ちが
溢れて止まらない。
伝わっているのか
コオさんも僕を抱きしめる
ちからが強くなる。
コオさんの腕の重みがのしかかった。
コオさんの髪の香りが鼻をつく。
久しぶりのこの感じ・・・
「灰田。いつもありがとう」
コオさんは僕にハグをして言った。
「はい・・・」
二度目なので少し余裕があるのか
返事が出来た。
そして、ふと、前回した決心を思い出す。
・・・ハグし返したい・・・
僕もコオさんを、抱きしめたい。
僕はこわばった自分の腕を
コオさんの体の横まで動かした。
端から見ると
ロボットのようなのかもしれない。
でも僕は必死だ。
何とか背中の辺りまで
腕を動かすことが出来た。
このまま、ぎゅっと・・・
手のひらがコオさんの着ている
セーターに触れる。
この服の生地、
こんな触り心地だったんだ、
なんて冷静に思う自分もいる。
コオさんの体に腕をまわしてみると
思った以上に細くて、
簡単に壊れてしまいそう。
そう思ったら、止まらなかった。
僕はコオさんの体を、包み込んだ。
その瞬間、愛おしい、と思う。
こんなに
コオさんが好きだと思ったことは
今までに無い。
コオさんの肩に顔をうずめて
強く抱きしめる。
愛おしい気持ちが
溢れて止まらない。
伝わっているのか
コオさんも僕を抱きしめる
ちからが強くなる。