結婚してください

自宅マンションへと帰ると私は直ぐにベッドに横になった。


子どもをとられる恐怖に気分が悪くなった私はベッドに横になるといつの間にか眠ってしまっていた。


英輔は午後から予定が入っていたらしく私が眠るのを見るとマンションから帰っていった。


眠る私におやすみのキスをして。



英輔は自宅の屋敷へと戻ると午後に訪問客が来ることになっていた。


本来ならば招かれざる客だ。けれど、ここでハッキリさせる必要があると英輔が呼び出した二人がやって来た。


「久しぶりだね、英輔。 まずは おめでとうと言ったが良いのかな?」


一人は井澤善道。藤堂家と並ぶ井澤グループの御曹司だ。


そして、もう一人は山崎幸喜。


夫と元愛人たちの集結だ。



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