結婚してください

季節は早いものでクリスマスシーズンだ。


俺は英紀と亜紀に会いたい気持ちをこれ以上抑えることが出来ず会いに行く決心をした。


せっかくのクリスマスシーズンだ。プレゼントを渡したいからと言い訳をして会いに行くと連絡した。


亜紀は離婚した夫からのプレゼントは欲しくないだろう。


けれど、父親として何かしてやりたかった。


だから、亜紀は嬉しくないだろうが受け取ってほしいと伝えた。


久しぶりにマンションへ向かうと思うと逸る心を抑えられない。


亜紀と英紀へのプレゼントを買い込んでマンションへと急いだ。


そして、部屋に入るなり亜紀の姿を見ると俺はプレゼントのことなど忘れて亜紀を抱きしめていた。



< 224 / 442 >

この作品をシェア

pagetop