結婚してください
「今日は私たちの結婚を祝ってくれてありがとうございます。
これから亜紀と二人幸せな家庭を築いていきます。」
英輔の挨拶に続いて私からも大事な話がある。
「あの、実は、私たちにまた家族が増えるかもしれないので、新しい家族ともどもよろしくお願いします。」
そんなことを言うものだから英輔はかなり驚いていた。
だってまだ話していなかったから。
まさかこんなことになるとは思わなかった。
「いつ分かったんだ?!」
「昨日、病院へ行ってきたの。」
まだまだ手のかかる小さな子がいるのに、また妊娠してしまった。
英輔も私も戸惑うことばかり。
それでも赤ちゃんは私たちが愛し合ったからできたもの。
大事に育てていこうねと二人見つめあってキスしあった。