結婚してください
そして昼休みになると、またやってくる。
「私、書きませんから。」
「昼飯一緒に食べるぞ。 来い。」
え? 相変わらずの俺様発言だけど。
タイムリミットまで残り2ヶ月ちょっと、あせっているのよね?
「だいたい婚約者なんだから婚姻届にサインするのは当然だろう。
なんで書こうとしないんだよ。」
はぁー 人の顔みるとそれですか?
私は あなたのおもちゃじゃありませんから。
「身分が違います。釣り合わないです。
藤堂さんだったら、女には不自由していないでしょう?
他 あたって下さい。」
「そうしたいのは山々なんだけどね~
家長命令だからね。絶対なんだよ。」
家長命令は辛いわね。逆らえないからね。
それはご愁傷様。
「だから、君以外いないんだよ。」
「そうですか、頑張ってくださいね!」
そろそろお腹が減ったので弁当を食べよう♪ いただきま~す♪