隣の席の苦手なキミと




「うん…っ…」



タタッと、南ちゃんの方に駆け寄ろうとすると会津くんに腕を掴まれた。



「へ、会津くん……?」




触れられてるところが熱い。

一気に体温が上がる。




「……何かあったら言えよ。」




私を心配してくれたのか、そんなことを言って会津くんは私の腕を離した。




「うん……っ!ありがと!」




にこりと笑うと目をそらされる。




< 133 / 300 >

この作品をシェア

pagetop