隣の席の苦手なキミと
私の初恋
それからしばらくが経った。
今はお昼休み、私は南ちゃんにあることを相談していた。
「はぁ?あんた、そんなこともわかんないの?」
それは、最近会津くんを見るだけで胸がドキドキと高鳴り、
少し話すだけで恥ずかしくなり、
触れられると顔が真っ赤になって心臓が壊れそうになることだった。
「わかんないよ……!こんなの、初めてだもん……。なんで…こんな気持ちになるんだろ……」
私がそう言うと南ちゃんはため息をついた。
「鈍感ね。いつか気づく日が来るのかしら。」
南ちゃんはもう気づいてるのだろうか。私がこうなってしまう理由が。