隣の席の苦手なキミと





「〜〜っ!見ないで…っ!」



私の赤い顔を見て呆然とする会津くん。




「おまっ……顔赤っ!」




会津くんの顔が見れなくて、俯こうとすると頬に手を当てられる。



え、な、なに……⁉︎



片手で顎をつかまれ顔を固定されて、片手で頬をなぞるように触られる。



み、みんなの視線が痛いし……なんなの?



そう思ってると会津くんは心配そうに私を見た。



「おまえ、熱いけど…熱ある?大丈夫か?」



会津くんは……意外と鈍感なのであった。


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