隣の席の苦手なキミと




「……っ⁉︎ 」




頭を撫でられドキドキしてしまう。




「ありがとな。本当、優しいな。じゃ、俺らは帰るよ。

ごめんな、次は送るから。じゃあな。」




会津くんはそう言って奈々ちゃんと帰っていく。




次は送る?次、なんてあるのかな。



その場で立ち尽くしていると、



「ハァイ、白崎さん。」



聞き覚えのある、世界で一番聞きたくない声が聞こえた。




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