隣の席の苦手なキミと




「……っ…」




振り返ってみると、そこには中学時代、私をいじめていた、

加藤 汐梨と佐藤 歩美と山田 里奈がいた。




「久しぶりね、白崎さん。」



そういうのはリーダーの加藤さん。




「ど、どうして……っ…」




なんでここにいるの?なにしにきたの?



身体がガタガタと震えだす。




「なによー、せっかく話しかけてあげたのに、そんな怖がらないでよぉ。」



そういうのはぶりっ子の山田さん。




「そうよ、ひどくない?ありえないわ。」



こういうのは美人の佐藤さん。




嫌だ、帰ってよ。私に話しかけないで。いい迷惑なの。



逃げ出したいけど足がすくむ。



< 168 / 300 >

この作品をシェア

pagetop