隣の席の苦手なキミと
そして、家まで送ってもらう。
「今日はありがとう。」
家に着き、そう言うと私の頭を撫でる会津くん。
「いや、別にいいよ。でも、何かあったら言えよ?1人で抱え込むなよ。」
会津くんのその言葉に涙が出そうになる。
「ありがと…っ!でも、なんもないよ。大丈夫だから。」
私がそう言うと一瞬だけ悲しそうな表情をみせる会津くん。
だけどすぐに笑顔に戻って、
「そうか、ならよかった。じゃあな。」
そう言って帰っていったのだった。