隣の席の苦手なキミと
親友と会津くん
次の日。
朝、教室に入ると南ちゃんは佐山さんと話してた。
挨拶は…あとででいいか。
そう思い、自分の席に行く。
そしてしばらくすると南ちゃんも戻ってきた。
「南ちゃん、おはよ。」
「うん、おはよ。今日は一緒に帰ろうね。」
そう言ってくれる南ちゃん。
なーんだ、やっぱ佐山さんと南ちゃん2人にしても何も起こらなかったじゃん。
あれは会津くんの嘘なんだ。私が嫌いだからあんな嘘を言ったんだ。
チラリと隣の席の会津くんを見ると、机に突っ伏して寝ていた。