隣の席の苦手なキミと




「わ、大丈夫かよ。」



私を抱きとめてくれる会津くん。



「ごめん…っ……」



急いで離れるけど、足元がおぼつかない。



「おまえ…もしかしてだけど、キスでこうなった?」



会津くんにきかれ、頷く。



たぶん、そうだと思う。



「俺、そんなやりすぎたか?だったらごめん。」



会津くんはそう言って屋上に腰を下ろした。



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