隣の席の苦手なキミと
俺の家
【会津 凪side】
「はぁ…っ」
ドキドキ、ドキドキ。
今日は一段と胸の音がうるさいようだ。
しろさ…優香の家を出てそんなことを思う。
てか、名前呼ぶだけでこんなうるさくなるなんて。
恋ってすげーな。
しばらく歩いてると、
「あ。」
優香をいじめていた3人と会う。
「…昨日ぶりだな。」
笑顔でそう言うと3人とも怯え出す。
「あっ、あの昨日は……」
「あぁ、昨日のこと?もういいよ、許した。」
俺がそう言うとホッとした表情をした3人。
「とでも言うと思ったか。許すわけねーだろ。消え失せろ。」
俺がそう言うと3人は急いで俺の前から去った。