隣の席の苦手なキミと




次の日の放課後。



「優香。」



俺が声をかけるとビクッと肩を揺らす優香。


「なっ、なに?」



緊張してんのか?かわいいな。



「俺の家おいでよ。」



俺がそう言うと優香は顔を真っ赤にさせた。



「そっ、それは、その…南ちゃんが言ってたことをするから?」



もじもじとそう言う優香。



これは……何か吹き込まれたか。


はぁ、とため息をつく。



優香の考えてることは大体予想がつく。



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