隣の席の苦手なキミと
休み時間。
「南ちゃん!」
早速南ちゃんの元へと行く。
「優香、隣、浜村くん?よかったじゃん。」
「うん、知らない男子じゃなくてよかった。」
私がそう言うと南ちゃんは会津くんを指差した。
「朱理と会津くんが隣になっちゃったね。
朱理、絶対会津くんのこと狙ってるから気をつけなさいよ。」
南ちゃんにそう言われ、コクリと頷く。
「うん…だけど、会津くんのこと信じてるから大丈夫。」
私がそう言うと南ちゃんはフッと笑って、
「そうだね、会津くんは優香に溺愛だもんね。」
そう言って私の頭を撫でた。