隣の席の苦手なキミと
親友と私
次の日のお昼休み、また佐山さんのその取り巻きに呼び出された。
「白崎さん、南に嫌われてくれたのは感謝するわ。ありがとう。」
佐山さんにお礼を言われる。……だけど、怒ってる気がするのは気のせい?
てか、取り巻きたちがすごく私を睨んでくるんだけど…っ!
「だけどね、これはどういうことなの⁉︎ あんた、会津くんと付き合ってるの?」
佐山さんに一枚の写真を見せられる。
それは昨日、中庭にて泣いてる私を抱きしめてる会津くんの写真だった。
「あ……付き合ってない…」
そう言うと佐山さんは私をきっと睨む。