隣の席の苦手なキミと
「うわー、顔赤いよ、優香。てか、会津くん、自分の意志で抱きしめた。とか言ってたよね。
逆に優香のことを好きだったりして!」
1人騒ぐ南ちゃん。
「それはないよー。
会津くん、面倒見がいいから、困ってたり泣いてる人を助けたくなるんだよ。」
私がそう言うと南ちゃんは驚いたような顔をする。
「えー、会津くん、面倒見がいいの⁉︎ 信じらんない。あんなに口が悪いのに。」
南ちゃんのその言葉に苦笑する。
確かに口は悪いけど…実際悪い人じゃないんだよな。むしろいい人。
それをいつか南ちゃんにもわかってもらいたいなぁ。