隣の席の苦手なキミと
天使のような奈々ちゃん
次の日、南ちゃんと話してると、
「…白崎。」
会津くんに話しかけられる。
「へ、なに……?」
「放課後、空いてる?」
会津くんにそう聞かれ、頷く。
「空いてるけど…」
私がそう言うと会津くんはホッとしたように笑った。
「よかった。じゃ、放課後、俺の家来いよ。」
あ、妹さんと会わせてくれるのかな。
私は即座にわかったけど、
「は?あんた何言って…っ、優香を家に連れ込んで何するつもりなのよ⁉︎ 」
妹さんの件を知らない南ちゃんは戸惑っていた。