隣の席の苦手なキミと




「えっと…まだ大丈夫だと思います……」



会津くんから目をそらして言うと、奈々ちゃんが無邪気に笑った。



「やったぁ!優香お姉ちゃん大好きぃ!今度はお兄ちゃんも一緒に遊ぶ?」




実はさっきまで、自分の部屋にこもってた会津くん。



私と奈々ちゃんとは遊んでいなかったのだ。




「お、俺?遊ばないよ。白崎と遊んできな。」



会津くんがそう聞くと奈々ちゃんは首をかしげた。




< 92 / 300 >

この作品をシェア

pagetop