友達以上恋人未満
俺らの通ってる高校は、男子は学ランだから、俺はパーカーを来てその上に、学ランを来ている。
今日は赤いパーカーだった。
前、咲が『あたし、その格好の健、好きかな?』なんて可愛くいうから、俺は最近、赤をよく付ける。
だけど、今日は何も言ってくれないのか。
そんなに気にしないけど。
「いっつも何にそんな時間かかってんの?」
少しからかってみた。
「あっ!やっぱり怒ってるでしょ!?」
少し困りながらも笑顔で、可愛いんだ。
「怒ってねーよ」
俺がそういうと、咲は安心したように満面の笑み。
「あ、健君おはよー!」
俺と咲の時間を邪魔されたくないけれど、きっと咲は優しい俺が好きだから、きつくいったらいけない。
……あ゛ーっ
俺は咲以外の女は眼中にねーっての!