友達以上恋人未満
俺はどうすることも出来なくて、ぼーっとしながら歩いていた。
隣にはさっきの女。
俺の隣にはいつも咲がいたのに…。
咲の奴、どうしたんだろう…?
学校に着くとすぐに俺は咲の元へ向かった。
早く聞きたい。
何で、先に行ったのか。
このまま話せなくなるのも嫌だし。
咲はもう学校にいて、親友の五十嵐と一緒にいた。
だけど咲は俺を見ると俯いてしまった。
やっぱり俺が何かしたのかもしれない。
そしたら謝らないと…。
「なあ」