友達以上恋人未満
あたしは先に鈴の家にいって鈴の支度ができるのを待った。
……鈴、遅いなぁ。
―ガチャ
「遅れてごめーん!」
………え?だれ?
「えーっと、どちらさま?」
「や、普通に鈴だけど?」
家から急いで出てきた鈴は誰かわからないくらい……、
ギャルだった。
だってさ、目が!
目の回りが真っ黒!
「え、意外だった?」
「意外もなにも、いつもの鈴からは想像できな…」
だって、てっきり鈴はお姉系かと…。
「ま、それはいいとして!
早く行くよ。あんただってメイクするんでしょ?」
「う、うん。」
あたしの家に行く途中の会話で、
何故だか鈴があたしのメイクをすることになった。