最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子
「いいんですよ。
もともとはじめさんにあげるつもりだったので。
だから、その化粧品で新道さんとのデートにしていってくださいよ」
そうヒナちゃんが言うと、天ちゃんは顔を真っ赤にして、下を向いてしまった。
オレはその時、今日のお出かけの理由を思い出した。
しまったー!天ちゃんはミカちゃんとのデートのために、ここに洋服を買いに来てたんだったー!!
一緒にアクセやら見るのが楽しすぎて、途中で忘れてた!!
オレは頭を抱えて悶えていると、今まで違う方向を見ていたヒビちゃんが、そっと距離はあるけど隣にたった。