最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子
「・・・天海先輩の服って、あんたが選んだんすか?」
まさかヒビちゃんの口から、天ちゃんのことが出てくるとは思わず、オレはすぐに顔をあげた。
えっこれって、オレが天ちゃんの服を選びたかったという嫉妬??!
もしかしてヒビちゃんまでも、天ちゃんのこと好きになっちゃったのか?!
お前はヒナちゃんが好きなんじゃなかったのか?!
「センスいいと思う・・・です」
その目は、純粋に服が似合っているからすごいと思っている目だった。
ごめんなさい。心が濁っててごめんなさい。
お前は顔に似合わず、一途で純粋な奴だったね。