最高にめんどくさいイケメンに愛されている女の子
「は、はじめさん!その服どうしたんですか?!」
そのころヒナちゃんが、やっと天ちゃんの服に気づいたらしく、服を見ながらキャーキャーと騒ぎだした。
天ちゃんは褒められたことが嬉しかったのかスカートの裾を広げながら、くるりと一回転した。
その可愛いさのあまりにヒナちゃんは、さらに騒いだ。けど、熱くなりすぎて英語になってしまっていた。
「どうよヒナちゃん。
天ちゃんの服を選んだのは、このオレ何だから」
まるで選んだ自分が褒められているような気分で、オレはついドヤ顔ヒナちゃんの前に立って仁王立ちした。
するとヒナちゃんは悔しそうに、唇をかんだ。