第1巻 Sicario ~哀しみに囚われた殺人鬼達~

キースとマロン

~調整局員の2人~

マロン「キース先パイッ!!あたし暇っスよ!!
帰りたいっス!!」

キース「お前単独では帰れないだろう。」

マロン「じゃーキース先パイも
帰りましょうっス!!」

キース「俺はまだ残業が残っている。」

マロン「残業とか何なんスか!?
社畜っスか!?社畜なんスか!!」

キース「五月蝿い。
お前も残っているだろう。」

マロン「こんなのやる気失せるっス!!
ハッキングしたいっスよ~。」

キース「犯罪者の鱗片が残ったいるなら、
俺が叩きなおすぞ。」

マロン「其れは...勘弁っス...。」

キース「仮でもお前は俺の監視下に
いるんだ。勝手を言うな。」

マロン「何であたし女なのに
男のキース先パイに
監視されるんスかー?
不満っス、
普通同性じゃないんスか。」

キース「刑務所の代わりが俺なんだろう。
文句言うな。」

マロン「其の内キース先パイが、
男としての本性さらけ出して、
襲いに来たらどーすんスか!?
あたしキース先パイ相手とか
回避しようが無いっスよ!!」

キース「誰が襲うか。」

マロン「そーっスよね。職場の二つ名が
『歩く刑務所』っスから。」

キース「口を動かす前に手を動かせ。」

マロン「はーいっス。」


PCをいじるマロン。


キース「...ッ!?」

マロン「プププッ!どースか?
目が覚めたっスか?」

キース「俺のPCをハッキングして、
エロ画像貼り付けるじゃないッ!!」

マロン「あ、ちょっ、まっ...
キース先、パイ...。
殴るのだけは
辞めて下さいっスッ!!!」
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