第1巻 Sicario ~哀しみに囚われた殺人鬼達~
ギフトから投げつけられたコートを持って、俺は部屋に行った。
寒い夜には厚着は必須だ。先程経験した寒さは、もういらない。
俺はクローゼットから、黒い厚手のセーターを取り出して着た。
髪はまだ乾ききっていなかったが、贅沢言っていられない。
セーターの上からコートを着ると、自室にある数少ない家具___机に向かった。
俺が使う事はないがまれにケビンが使う机だ。
机の1番上の引き出しを開ける。その中には普段愛用しているポケットナイフとは、別のデザインのナイフが入っていた。
何時も俺の後ろ(深層心理)にいるケビンが、珍しく体使って俺の為にデザインして買ってくれたものだ。
切れ味もよく、俺は寝る前必ず手入れをする。
そして、このナイフは特別な時(定義があるわけではない)に使うと決めている。
深い理由なんてない...ただ嬉しかったからだ。
俺はナイフを手に取って自室を後にした。
寒い夜には厚着は必須だ。先程経験した寒さは、もういらない。
俺はクローゼットから、黒い厚手のセーターを取り出して着た。
髪はまだ乾ききっていなかったが、贅沢言っていられない。
セーターの上からコートを着ると、自室にある数少ない家具___机に向かった。
俺が使う事はないがまれにケビンが使う机だ。
机の1番上の引き出しを開ける。その中には普段愛用しているポケットナイフとは、別のデザインのナイフが入っていた。
何時も俺の後ろ(深層心理)にいるケビンが、珍しく体使って俺の為にデザインして買ってくれたものだ。
切れ味もよく、俺は寝る前必ず手入れをする。
そして、このナイフは特別な時(定義があるわけではない)に使うと決めている。
深い理由なんてない...ただ嬉しかったからだ。
俺はナイフを手に取って自室を後にした。