第1巻 Sicario ~哀しみに囚われた殺人鬼達~
リビングには既に支度を終えたギフトとディーブの姿があった。
「ギフト...お前、別の武器はねぇーのか?」
ギフトの手には独特なデザインのハンマーが握られていた。
ハンマーと言うには大きく、ギフトの身長の半分を占める。
釘抜きのようなものも付いており、鋭利な形状だ。ハンマーの柄の後ろ部分は円状になっていて、1周したあたりで針のように外に向けられている。
「カッコイイでしょ〜。特注なんだよ。」
自慢するかのように俺にハンマーを見せ付ける。
別に羨ましくなんか無いのだが...。
ディーブも呆れながらギフトを見つめている。
ギフトはそんな事などお構い無しに武器の説明を始めた。
急ぐんじゃ無かったのかよ...。
「撲殺と言ったら僕はやっぱり、ネイルハンマーが大好きでね。ネイルハンマーへの愛故に僕は、もっとネイルハンマーを使いやすいように尚且つ、僕の好みに改良に改良を重ね、より人を潰しやすいように、うーん...潰しやすいというか綺麗に潰したいんだよ、僕は。それでね、デザインも大事d...」
終りそうに無い説明を聞き流して、俺とディーブは玄関へ向かった。
「あっ、ちょっと待ってよ〜!!」
説明を切り上げてギフトが、急いでやって来るのが解る。
つい笑ってしまいそうになったが、俺は笑いを堪えた。
「ギフト...お前、別の武器はねぇーのか?」
ギフトの手には独特なデザインのハンマーが握られていた。
ハンマーと言うには大きく、ギフトの身長の半分を占める。
釘抜きのようなものも付いており、鋭利な形状だ。ハンマーの柄の後ろ部分は円状になっていて、1周したあたりで針のように外に向けられている。
「カッコイイでしょ〜。特注なんだよ。」
自慢するかのように俺にハンマーを見せ付ける。
別に羨ましくなんか無いのだが...。
ディーブも呆れながらギフトを見つめている。
ギフトはそんな事などお構い無しに武器の説明を始めた。
急ぐんじゃ無かったのかよ...。
「撲殺と言ったら僕はやっぱり、ネイルハンマーが大好きでね。ネイルハンマーへの愛故に僕は、もっとネイルハンマーを使いやすいように尚且つ、僕の好みに改良に改良を重ね、より人を潰しやすいように、うーん...潰しやすいというか綺麗に潰したいんだよ、僕は。それでね、デザインも大事d...」
終りそうに無い説明を聞き流して、俺とディーブは玄関へ向かった。
「あっ、ちょっと待ってよ〜!!」
説明を切り上げてギフトが、急いでやって来るのが解る。
つい笑ってしまいそうになったが、俺は笑いを堪えた。