○○系彼氏。~短編集~
気づいたら朝だった。

でも時間は早い。もう一度寝れる。

そう思い寝ようとした時、ケータイの音楽が鳴った。

「もしもしぃ……?」

『あ、寝てた?おはよ。今日一緒に学校行かない?』

友達の優(ゆう)からの電話だった。

「ん~……。いいよ~……。じゃ、あとでね……。」

そのあとの記憶がないが、気づいたら寝てたから起きて、制服に着替えた。

「制服着るのも今日で最後かぁ……。」

愛着のあった制服。

でも今日でサヨナラだ。

優が外で待っているのが見えた。

最後の登校に向けて家を出た。
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