○○系彼氏。~短編集~
「自分で言わせたけど恥ずかしいね。」

自分で言わせたのに恥ずかしがってる堅斗。

「堅斗、可愛い。」

つい出てしまう本心。

「うるさい。僕は格好いいのー。」

ほっぺたをぺちんって叩かれる。

「いったいなー。でも、ずっと好きだよ。」

「知ってる。」

堅斗が言う。

いつもは可愛いくて頼りない堅斗だけど、たまに格好いい私だけの執事様。

「ずっーと私だけの執事でいてね。」

堅斗に向かって言う。

「嫌だよ。」

断られた。ということはいつか私達は別れるのだろうか。

「僕は有理の王子様なのー。で、有理は僕だけのお姫様。ね?」

さらっと恥ずかしい事を言う。

その後私達は結婚したことは分かりきった事だろう。

堅斗。だいすきだよ。
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