○○系彼氏。~短編集~
ーキーンコーンカーンコーン……。
授業開始2分前のチャイムが鳴った。
「あ、ほら。皆、教室戻って!」
亮平が言う。周りの女子は『えー!?』とか、『もっと一緒にいたいよぉ~……。』などの声がする。
でもでも。と亮平が何とかして女子を教室に戻している。
「ふー……。」溜め息をつく亮平。
いつものチャラいのなんかキャラを作ってるんでしょ?それくらい見てわかるし。席、隣だし。
「はじめまーす」という、担当教師の声がして、授業が始まる。
授業が始まって10分ちょっと。1番眠たい時間ということもあり、周りも皆もうとうとしている。私もその内の1人で、授業なんかマトモに聞かず、睡魔と戦っていると、私の机で“カサッ”と音がした。
開けてみると手紙で、亮平からだった。
«寝るなよ»
これだけの手紙。でも私にとってはすごく嬉しかった。寝ないし。とだけ書いて亮平に渡す。
«俺が見張っとくし(笑。あ、今日一緒に帰ろ。待ち合わせはいつもの信号で。»
さらっと帰ろ。って言われた。了解と書いて戻すと亮平は小さくガッツポーズをしていた。
それからしょうもない会話をして、気づいたら授業が終わっていた。しかも最後の授業のため、皆帰る用意をして、さっさと帰っている。
私もササッと帰りの準備をして、教室を出る。
授業開始2分前のチャイムが鳴った。
「あ、ほら。皆、教室戻って!」
亮平が言う。周りの女子は『えー!?』とか、『もっと一緒にいたいよぉ~……。』などの声がする。
でもでも。と亮平が何とかして女子を教室に戻している。
「ふー……。」溜め息をつく亮平。
いつものチャラいのなんかキャラを作ってるんでしょ?それくらい見てわかるし。席、隣だし。
「はじめまーす」という、担当教師の声がして、授業が始まる。
授業が始まって10分ちょっと。1番眠たい時間ということもあり、周りも皆もうとうとしている。私もその内の1人で、授業なんかマトモに聞かず、睡魔と戦っていると、私の机で“カサッ”と音がした。
開けてみると手紙で、亮平からだった。
«寝るなよ»
これだけの手紙。でも私にとってはすごく嬉しかった。寝ないし。とだけ書いて亮平に渡す。
«俺が見張っとくし(笑。あ、今日一緒に帰ろ。待ち合わせはいつもの信号で。»
さらっと帰ろ。って言われた。了解と書いて戻すと亮平は小さくガッツポーズをしていた。
それからしょうもない会話をして、気づいたら授業が終わっていた。しかも最後の授業のため、皆帰る用意をして、さっさと帰っている。
私もササッと帰りの準備をして、教室を出る。