○○系彼氏。~短編集~
でも渉は口を開けたままだ。

私は、意を決してスプーンにオムライスをすくった。

「あ、あーん…。」

嬉しそうに笑う渉。

私まで嬉しくなる。

『ん。美味しい。さっすが俺♪』

とか言う。

いろいろあったけど、夕食が食べ終わり、渉がお皿を洗ってくれてる。

私は急に渉に甘えたくなってしまった。

『~♪~♪』

とか鼻歌を歌っている渉にぎゅーって抱きつく。

『わっ!月乃!!びっくりさせんなよ!』

そういう渉を無視してただ抱き付いてる。
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