初恋の君は俺を忘れてしまいました。
そのあと、美羽ちゃんと一時間くらいゲームをしてから、また、下へ降りた。


リビングでは昂のお父さんとお母さんが二人で仲好くテレビを見ていた。


この二人はとても仲がいい。


私たちはリビングに並んで料理を開始。


今日作るのはトマトのクリームスープパスタとサラダ。


このメニューも昂が考えた。


昂の得意料理だって言ってた。


それにきっと、この料理はお母さんの好きな料理だ。


さっき美羽ちゃんが言っていたから。


「昂にいがね、初めてお母さんに作ったのもトマトクリームのスープパスタだったんだよ。」


って。


多分、昂は昂なりに考えたと思う。


昂が作っている隣で私はサラダだけを作った。


私の方が早く作り終えたから、調理器具の後片付けをし、私も昂のお母さんのいるソファのと
ころに座った。


本当は最後まで手伝う予定だったのに、昂が昨日倒れたことを気にしてくれたのだろう。


私が隣に座ると、昂のお母さんはテレビを見るのをやめ、私と話がしたいと言ってくれ、ご飯
ができるまでの間にいっぱい話をした。
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