あなただけを愛してる
由美side
入学してすぐ私ざクラスで馴染めないで
いたころ。
消しゴムを忘れたけど貸してくれる友達
がいなくて困っていると、隣の席だった
みゆきが
「消しゴムないの?」
と聞いてきた。私はうつむき加減で頷く
とみゆきはニッコリ笑って
「私の名前はみゆき。みゆきって呼んでね。」
と言って
「私の消しゴムを貸してあげる☆」
と、言って貸してくれた。
だけどよく見るとみゆきは消しゴムを
一つしか持っていないらしく間違った
ところは黒く塗りつぶしていた。
私はそれを見て笑ってしまった。
「みゆきちゃん?」
「なぁに?みゆきでいいよ‼︎」
「じゃあみゆき?もしかして消しゴム一つしか持ってない?」
するとみゆきはなんでわかるの⁇
と言いたげな顔した。
(カワイイ子だな。顔に全部でてる。)
「みゆき?ありがとう。でもそれだとみゆきが困るだろうから一旦みゆきに返して使いたい時に貸してもらってもいいかな?」
私がそう聞くと…みゆきは満面の笑みで
「うん‼︎ありがとう‼︎えーと…」
「由美。由美って呼んで。」
「ありがとう!由美!お願いなんだけど友達になってくれる?」
ものすごく不安げにそう聞かれた。
そんな顔でお願いされたら
断れるわけがない。もちろん笑顔て私も
「こちらこそよろしくね。みゆき。」
そう言い私たちは友達になった。
これが私とみゆきの出会い。
この頃は思ってもいなかった。
あんなことになるなんて。