戀~いとしいとしというこころ~
その日はすぐに家に帰り、お風呂に
入っているときも、夕飯を食べているときも
名前も知らない彼のことを思い出した。
どうして彼を見て涙が出たんだろう。
その事ばかり考えた。
でも理由は結局分からず、そのまま考えているうちに寝てしまったらしく朝を迎えた。
「…………朝だ。」
時刻を見ると、8時。
……………………8時?
まずい。
非常にまずい。
「遅刻……!」
入学して2日目。早くも今後が心配になった。