イジワル上司に恋をして(ミルククラウン)【番外編】
「……紅茶はウチの方が美味しい」
「でもこのムースなんかは最高」とか言って、また目尻を下げてるなの花に無意識に目を奪われる。
この天然妄想女が。
さりげなくいいとこついてんじゃねぇよ。
口の中のものを整理し終えたなの花が、小さなカップに入ったゼリーを手に取りながら言う。
「……意外に真面目なんだ」
「『意外』ってなんだ。見たまんまだろ?」
「へっ。わたしから見たアンタは不真面目そのものですけどねっ」
嘲笑うように言い捨てて、キラキラとしたゼリーをまた一口ほおばった。
仕事が休みの今日。
そして、奇跡的にコイツも休みというのを利用して、同業者の視察みたいなものをしていた。
会議で、時間を作ってリサーチするように、と言われていたが、事実、就業時間内でこういう時間を設けることが困難。
仕方なく休日をあてることにしたものの、男一人では見れるものや感じるものの限界もある。
そんなときにふと、コイツのシフトが目について……。
それで何件かはしごしたのちに、〝お詫び〟の気持ちも込めて、渋々人気デザートブッフェに連れてきたわけだ。
「わたし、行きます」
「……は?」
「でもこのムースなんかは最高」とか言って、また目尻を下げてるなの花に無意識に目を奪われる。
この天然妄想女が。
さりげなくいいとこついてんじゃねぇよ。
口の中のものを整理し終えたなの花が、小さなカップに入ったゼリーを手に取りながら言う。
「……意外に真面目なんだ」
「『意外』ってなんだ。見たまんまだろ?」
「へっ。わたしから見たアンタは不真面目そのものですけどねっ」
嘲笑うように言い捨てて、キラキラとしたゼリーをまた一口ほおばった。
仕事が休みの今日。
そして、奇跡的にコイツも休みというのを利用して、同業者の視察みたいなものをしていた。
会議で、時間を作ってリサーチするように、と言われていたが、事実、就業時間内でこういう時間を設けることが困難。
仕方なく休日をあてることにしたものの、男一人では見れるものや感じるものの限界もある。
そんなときにふと、コイツのシフトが目について……。
それで何件かはしごしたのちに、〝お詫び〟の気持ちも込めて、渋々人気デザートブッフェに連れてきたわけだ。
「わたし、行きます」
「……は?」