イジワル上司に恋をして(ミルククラウン)【番外編】
目を丸くさせたあと、覚悟を決めたように口を震わせながら言い掛ける。
「――くろ、かわ……」
……すげぇ焦らし上手だな、コイツ。
力が抜けたオレを、窺うように見つめるなの花に、なにかしてやろうと企てる。
バツが悪そうな顔のなの花を鋭い視線で刺してやる。
すると、目に見えてわかるくらいに、ドキリとしたなの花が背筋を伸ばす。
「いい。早くそれ食えよ」
「えっ……あ……」
「ココ出たら、なの花の淹れたコーヒーをゆっくり堪能させて貰う。……オレんちでな」
「!!!」
なの花は声にならないほどの驚き、口をぱくぱくとさせている。
「努力する」なんて前に言ったけど、優しく出来るかどうかなんてわかんない。
だって、理性を吹っ飛ばすのはそっちなんだから、せいぜい覚悟しとけよ。
*おわり*
「――くろ、かわ……」
……すげぇ焦らし上手だな、コイツ。
力が抜けたオレを、窺うように見つめるなの花に、なにかしてやろうと企てる。
バツが悪そうな顔のなの花を鋭い視線で刺してやる。
すると、目に見えてわかるくらいに、ドキリとしたなの花が背筋を伸ばす。
「いい。早くそれ食えよ」
「えっ……あ……」
「ココ出たら、なの花の淹れたコーヒーをゆっくり堪能させて貰う。……オレんちでな」
「!!!」
なの花は声にならないほどの驚き、口をぱくぱくとさせている。
「努力する」なんて前に言ったけど、優しく出来るかどうかなんてわかんない。
だって、理性を吹っ飛ばすのはそっちなんだから、せいぜい覚悟しとけよ。
*おわり*