それでも愛してる。
✩最終章・2✩

笑顔 ー愛菜ー





「愛菜!!」


朝の日差しが眩しい中
交差点で華と恵が手を振る。


「わ、太陽くん!!
久しぶりだね。」


物珍しそうに太陽の顔を見る。


「お、おはよう。」


と。


キーっと錆び付いたブレーキ音。


「うわ。これ壊れてる。

よっ!!みんなお揃いで。」


川田も合流して5人で登校。
こんな日が来るとはね。


異色の5人だけど全員私の自慢の友達だ。


「愛菜イメチェンしたの?」


「え!?太陽くん気づくの遅いよ!!」


「興味なかったのか…。」


「あ、愛菜落ち込まないで…!!」


「俺はイメチェン前知らないぞ!!」


わいわいする事が
耳障りだと思ってた。

なのに今はこんなに笑えてる。


いいね。
友達って。


「お!!太陽じゃん!!しばらくぶり。
超心配したじゃん。電話でないしよ?」


やっぱり太陽は人気者だ。


「太陽久しぶり!!」


「おはよう太陽!!」


やっぱり学校には太陽が必要だ。




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