それでも愛してる。




中学3年の夏のことだった。


私が仲のいいと思っていたみんなが
偽りの友達だと気づいたのは。


それでも私は必死に笑った。


気づかないように
気にしないように


そうしたら1人にならなかったから。


だから上辺だけの友達を
最後まで演じ続けた。


でもねー…。


もう疲れたよ。



笑ってても悪口は日に日に激しくなった。


だから高校に入ったら
友達は絶対に作らない。


誰も好きじゃないから
誰も嫌いじゃない。


そうやって生きようと私は決めたんだ。



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