それでも愛してる。




本当に幸せそう。


「それで、俺の地元で暮らしたいと
思ってるんだ。
ここからは結構遠いけどさ

よかったら愛菜ちゃんもどうかな?」


二人は顔を合わせてうなずき
私にそう提案してくれた。


「そしたらずっと愛菜といられるし
龍人も家族は多い方がいいって
言ってくれたしさ?」


素直に嬉しかった。
愛子さんといられるって考えたら
嬉しくてたまらない。


けどー…。


「私はここに残ります。
新しい学校とか馴染めないと思うし
2人…じゃなくて3人の邪魔は
したくないですし。」


へらり笑う私に
本当に大丈夫?遠慮してないか?
など色々言ってくれたけど

私は首を横に振って見せたら
納得してくれた。




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