それでも愛してる。
「それじゃ俺はこれで。
愛菜ちゃんまたね。」
手を振る龍人さんに頭を下げる。
愛子さんは龍人さんを下まで送りに行った。
1人ソファーに座っていると
マロンが走ってきた。
「おお、マロン!!
お前おとなしかったね。」
撫でてあげるといつものように甘える。
「これからは私と暮らすんだぞ。」
マロンは理解してるのかしてないのか
ワンっと鳴いた。
ふと、思い出した。
太陽の気持ちー…。
愛子さんの事好きなのは
龍人さんだけじゃない。
太陽の気持ちはどうなるのだろう…。
人を好きになった事なかった私には
そんな気持ちすらわからない。
どんな気持ちなんだろう…。
好きとゆう事は…。
好きな人が誰かのものに
なってしまうとゆう事はー…。