それでも愛してる。
「これをきっかけに
これからも話しかけてもいいかな?」
そう言ってくれた。
「ー…でも私はみんなに
嫌われてるし。」
そう言うと2人の顔色が変わった。
「私達もさ鈴野さんが
悪口とか言われてるの知ってたし
止めようともしなかった。
でも、あの日鈴野さんが
お弁当落とされて怒った時からかな。
何で悪口言われてるんだろうって。
理由なくそんなこと言われる
気持ちって私にもわかる。
だからいつか話せたらって思ってた。」
都合いいな。
私はそう思った。
性格悪いのかなー…。
「都合いいかもしれない。
見て見ぬ振りしてきて今さらー…。」
「うん。私もそう思った。」
その言葉を聞いて落ち込んだように
下を向く2人。