それでも愛してる。
「そうだ…。川田。」
思い出したんだ。
川田が太陽の友達だとゆうこと。
「川田なら行き先に心当たり
あるかもしれない!!」
私がそう言うと華がケータイを取り出し
何やら操作を始めた。
「これ!!電話番号。電話した方が早いかも。」
へらり笑った華からそれを受け取り
発信ボタンを押した。
2コール目ですぐに出た。
「も、もしもし。鈴野です。」
びっくりしている川田に
私は続けて要件を言った。
「太陽昨日いなくなっちゃって
行き先の心当たりとかあったら
教えて欲しい。
お願いだー…。」
『駅においで。俺も一緒に行く。』
「わかった。ありがとう。」
電話を切って私は2人の顔を見た。
「行くんでしょ。太陽くんのところ。」
「うん。」
「絶対会うんだよ。そして気持ち
伝えておいでよ。」
2人に約束して
私は3度目のサボりをした。
駅までは学校からなら近い。
最近走ってばかりだ。
カバンを持っているせいか
今日は少し走りにくい。
「川田!!」