Destiny
そして俺は
昔からユーカのことが好きで
パーティのときユーカに彼氏ができたことを告げられてから
嫉妬に狂って
女遊びをしだしたことを全部伝えた

「……フフッ」

「ちょ!今鼻で笑っただろ!」

「笑ってないって!」

そう言いながら笑い続けるユーカ
なにがおもしろいんだよ……。
なんか、恥ずかしくなってきたし……

「もー、いいよ」

そう言って拗ねると

「いや、2人思ってること一緒なのにさ、すれ違いすぎてて!」

え?思ってることが一緒?
それって……

「俺のことが好きってこと?」

そう言うとユーカの顔が少し赤くなった気がした

「うん、彼氏出来たっていうのも嘘……ユーキがどんな反応するんだろうと思って……」


そんなこと思ってくれてたのかよ……
それなのに……俺って

「ごめんな」

俺が謝るとユーカが笑顔になる

「これでおあいこ!」

ユーカの笑顔に俺は負けた
そしてそのままユーカを抱きしめた

「こんな俺でいいのか?」

そういう俺にユーカは答えるように
強く抱きしめ返してくれた……んだけど

「あ……」

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