Destiny
――ユーキside
――プルルルルルルルル
休日なのに朝から鳴る電話の不快音で
目が覚める
「ったく……誰だよ。」
そう言いながら
通話ボタンを押す
「もしもし……?ユーキ?」
「はい……」
「私なんだけど今近くまで来てるから寄ってもいいかな?」
誰かわからない女
だけど、適当に返事をする
「わかった」
そう言って一方的に電話を切る
俺は変わった
8年前のあの日……突然告げられた
初恋だった幼なじみとの別れを期に
すべてが狂った
最初は悲しいだけだった
それだけの感情だった
だけどある日その幼なじみが中学生になるお祝いに家でパーティーをすることになった
その頃俺は中学3年だっけ……
変に物事を意識しだす微妙な時期
その時に聞いた幼なじみの言葉
「彼氏できたんだ!」
嬉しそうにいう幼なじみ
一方的な片想いだった事を改めて痛感した
その頃から俺は本当の恋とか言うものがわからなくなった
それから彼女とは言えないが電話をすればいつでも遊びに来てくれるような女が増えた
さっきの女もその1人だろう
――プルルルルルルルル
休日なのに朝から鳴る電話の不快音で
目が覚める
「ったく……誰だよ。」
そう言いながら
通話ボタンを押す
「もしもし……?ユーキ?」
「はい……」
「私なんだけど今近くまで来てるから寄ってもいいかな?」
誰かわからない女
だけど、適当に返事をする
「わかった」
そう言って一方的に電話を切る
俺は変わった
8年前のあの日……突然告げられた
初恋だった幼なじみとの別れを期に
すべてが狂った
最初は悲しいだけだった
それだけの感情だった
だけどある日その幼なじみが中学生になるお祝いに家でパーティーをすることになった
その頃俺は中学3年だっけ……
変に物事を意識しだす微妙な時期
その時に聞いた幼なじみの言葉
「彼氏できたんだ!」
嬉しそうにいう幼なじみ
一方的な片想いだった事を改めて痛感した
その頃から俺は本当の恋とか言うものがわからなくなった
それから彼女とは言えないが電話をすればいつでも遊びに来てくれるような女が増えた
さっきの女もその1人だろう