Destiny
部屋の前に立つ
変に緊張してしまう
そして俺は恐る恐るドアをノックする

が、返事がない
その場で俺は帰ろうかと迷ったが
ユーカに会いたい気持ちが勝ってしまった

ゆっくりとドアを開く
まだ荷物整理がきちんと終わっていないのか
ダンボールがいくつか目に入る
奥に入ると
ユーカはベッドで寝ていた

それすらもたまらなく可愛いと感じてしまう
だけど、こいつは俺の物じゃない
こんな汚れた俺が触れていいようなものでもない

だけど、俺だけのものにしたい……

まぁ、そんなこと出来ないんだけどね

「……ええぇぇぇぇっ!?」

あ、起きたかな

「おはよ」

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